モモが出発する
数日間ためたゴミ と そのゴミをあさる
ゴキブリの妄想に耐えられないからと。
前日は何を食べさせよう
魚 食べてないだろうから アジだな
駅まで送ろうか？ と言ったら、
「いいよ、大丈夫、大丈夫 。」
やっぱり モモ だ。
その言葉に甘えて、、送らなかった。
そういえば昼ご飯に、キウイが、
「 特製激辛麻婆豆腐 」を、食べさせたいから、と部屋から出てきた。
私はあわてて キッチンを譲った。
冷蔵庫を開け、「絹しかないかー。」と言いながら豆腐の水切りをし出す。
呪術廻戦のメモ帳に書いたレシピを見ながら、
（ それ、勉強用かと思ってた、、）
汗だくで作っていた。
モモも、
「うまいっ が、一口食べる度に激辛っ 家にある材料で、こうまで辛くできるのか！」
「もっと食べてよ。」とキウイ。
最近辛いものが苦手なモモだが、
「じゃ、食べるか。」とおかわりしていた。
数年前まではあんなに口喧嘩して、
何度も私がわって入ってたのに なにこれ
今回はボードゲームしてた時ぐらい？
オンラインの昼休みが終わるからと、慌てて部屋に戻ったキウイに、
軽く手をあげ 「じゃ、また。」とモモ。
キウイもPC 気にしつつ、手を小さく挙げる。
玄関を開け、私にも 「またね。」
「はい、いってらっしゃい。」
私は慌てて モモがいた部屋に戻り忘れ物がないかチェック、、何も忘れてなどいなかった。
玄関へ走り 外へ出ると まだまだ汗ばむ暑さ
やっぱり送ればよかったかな。
どんどん遠くなるモモに手を振ったら、忘れ物があったのかと 一瞬ギョッとしていたが、
そうじゃないとわかると、手を振り返してくれた。
自分で買った白いTシャツに、リュック姿
見えなくなるまで見送った。
毎回 この瞬間には、慣れないな
デジタル機器見過ぎ 目 大事にしてね
時には デトックスもしてくれよ
お読み頂き ありがとうございました。
